チョコレート食べ比べ座談会 vol.6 マイベスト3はこれ!小泉恵里編
ホリデーシーズン&バレンタインに向けたおもたせ図鑑のスペシャル企画として、おもたせ部のメンバー4名で全国から取り寄せたチョコレート30個の食べ比べ座談会を開催!全6回に渡って白熱の(!?)審査の様子をお届けしています。
MY BEST3発表最終回は、おもたせ部部長でもあるエディター/ライターの小泉恵里が担当いたします。
文・小泉恵里
人物写真・チダコウイチ
商品写真・おもたせ部
もともとチョコレートは大好きで高カカオのタブレットを中心に食べてきましたが、APeCAに参加してからの半年間は海外国内問わず様々なチョコに出会い、カカオへのさらなる興味を深めてきた私です。今回は贈り物にするなら、という目線でランキングをつけていきたいと思います。

1位:京都「COCO KYOTO」の「COCOチョコロールケーキ」

2位:東京・蔵前「ダンデライオン・チョコレート」の「カヌレ」

3位:東京・池尻大橋「クラフト チョコレート ワークス」の「CRAFT PUDDING」

「CRAFT PUDDING <4個セット>」¥2,980 / クラフト チョコレート ワークス
おもたせにしたい部門は複数名でシェアできるものを選びました。京都「COCO KYOTO」のロールケーキは、とろとろの食感がたまりません。国産の米粉と米麴を使用したグルテンフリーのケーキは、白砂糖と添加物不使用の体に優しい美味しさ。食べ応えバッチリなのに、軽やかで胃もたれしないのが嬉しいので思いやり溢れるおもたせになるはずです。しっとりもっちり食感の「ダンデライオン・チョコレート」のカヌレは冷凍で届くので日持ちして便利だし、トースターで加熱してから食べてもあったかくて冬にぴったり!ホムパに持参すれば、その場が確実に盛り上がりそうです。そして、口に入れた瞬間に誰もが優しい笑顔になってしまう「クラフト チョコレート ワークス」のプリンならお子さんのいるご家庭でも喜ばれるはず。価格も全て2,000円代〜3,000円代と手土産にピッタリの安すぎず、高すぎずのストライクゾーンです。
1位:沖縄「タイムレスチョコレート」の「純黒糖チョコレートテリーヌ BRAZIL80%」

2位:京都「COCO KYOTO」の「COCOチョコロールケーキ」

3位:静岡「ミモザショコラトリー」の「マロンケーキ」

「マロンケーキ(5個入り)」¥2,370 / ミモザショコラトリー
食べごたえ部門は、食べた後の満足感と余韻の長さで選びました。カカオの風味の濃厚さと独特な黒糖のコクが病みつきになるのが沖縄「タイムレスチョコレート」のチョコレートテリーヌ。これは個人買い&リピート間違いなし、なくらいに好みのお味です。 2位にはおもたせ部門でもご紹介した京都「COCO KYOTO」のロールケーキ。「ミモザショコラトリー」マロンケーキ」は、ラム酒とマロングラッセを混ぜ込んで焼き上げた生地が最高です。イラストやレモン型ケーキの見た目の可愛らしさとは裏腹に、味はぐっと大人!なギャップにも惹かれました。個包装なので配るのにも便利ですね。
1位:静岡「コンチェ」の「カカオニブ生キャラメル」

2位:愛媛「マルコ松山クラフトチョコレート」の「新宮抹茶ホワイト」

3位:北海道「サタデイズチョコレート」の「リッチ・ブラウニーセット」

「リッチ・ブラウニーセット」(2種類×2個入り)¥1,829 / サタデイズチョコレート
https://www.saturdayschocolate.com/
いわゆる甘々(激甘)スイーツが苦手な私。今回の【甘さ部門】では、「この甘さがむしろ大好き!」と思える程よい甘さで奥深みのあるものを選びました。甘党の方にも、そうでない方にも喜ばれるセレクションです。「コンチェ」の「カカオニブ生キャラメル」はキャラメルの滑らかさ、とろけるような優しい甘さのなかにうっとりする香ばしさが絶妙なバランス。その可愛いプライス(¥864)も、缶に入ったきちんと感もいい感じです。「マルコ松山クラフトチョコレート」のタブレットは、ご紹介した抹茶味はもちろん他の和テイストのチョコも絶品。新感覚の和菓子のようなまろやかな甘さが日本茶にマッチします。「サタデイズチョコレート」のブラウニーは、一口食べればカカオの香りがいっぱいに広がり、チョコレートの質の高さを感じる甘み。コーヒーをお供にいただきたい。
1位:東京・中目黒「グリーンビーントゥバーチョコレート」の生チョコレート

2位:岡山「石挽カカオissai」の「テイストセット」

3位:鹿児島「ネサリチョコレート」の「Almond Chocolate Dark」

「Almond Chocolate Dark」¥648 / ネサリチョコレート
https://shop.nesarichocolate.jp/
カカオ感大好きな私のコーナーがやって来ました。プライベートでもよく買う「グリーンビーントゥバーチョコレート」の生チョコレートの魅力は何と言っても上品なカカオの酸味と甘さの奥にあるほのかな苦味。繊細なチョコが口の中で滑らかに溶けていく感覚は格別です。「石挽カカオissai」のチョコレート食べ比べ3枚セットはカカオ豆の産地による味の違いを楽しむBean to Bar入門セット。ビターな味わいのコロンビア、レーズンの様な酸味が特徴のペルー、食べやすい定番のガーナ、を食べ比べることでカカオ豆の奥深さを知ることができます。お友達とぜひワイワイ言いながら食べてみていただきたい。「ネサリチョコレート」の「Almond Chocolate Dark」は超ダークなチョコと、キャラメリゼしたカリカリアーモンドのコンビネーションが芳醇で香り高い絶品です。
1位:広島「ウシオショコラトル」の「ほうじ茶カシューミルク」

2位:青森「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」の「ヒゲと葉巻」

3位:福井「野尻ケイク」の「Rawチョコレート大仏」

「Rawチョコレート大仏-4ピース-」¥2,192 / 野尻ケイク
「ウシオショコラトル」の「ほうじ茶カシューミルク」を食べた時の衝撃といったら!座談会の誰もが「わあ本当にほうじ茶だ!」と叫ぶほどのクリアなほうじ茶感。スタートはチョコなのに、後味が完全にほうじ茶。お茶飲みながらチョコを食べた感じが、1枚で味わえるサプライズかつ超絶美味しい体験です。「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」の「ヒゲと葉巻」は、そのルックスの面白さもサプライズなのですが、ヒゲはヒゲらしいダンディな味(コーヒーのザクザク感)、葉巻はエレガントでクリーミーな味と差別化も素晴らしい。「野尻ケイク」の「Rawチョコレート大仏」は箱を開けた瞬間に大仏4体とご対面、ご利益がありそうなサプライズでした。
1位:東京・中目黒「グリーンビーントゥバーチョコレート」の生チョコレート

「生チョコレート 8個入り」¥3,780 / グリーンビーントゥバーチョコレート
カカオ豆のフルーティな味が大好きな私が第一位に選んだのは、カカオ度部門でもあげた「グリーンビーントゥバーチョコレート」の生チョコレート。カカオ豆と砂糖を別々に粉砕するオリジナル製法つくられた生チョコレーは、カカオの香りをよりダイレクトに感じ、生クリームを混ぜても、産地別の味わいを楽しめるというカカオ好きのためのセレクション。ペルー、マダガスカル、ベネズエラ、コスタリカの味くらべは至福の時です。
2位:沖縄「タイムレスチョコレート」の「純黒糖チョコレートテリーヌ BRAZIL80%」

「純黒糖チョコレートテリーヌ BRAZIL80%」¥4,104 / タイムレスチョコレート
https://timelesschocolate.com/
食べごたえ部門でも挙げた「純黒糖チョコレートテリーヌ BRAZIL80%」。ブラジルカカオ80%という高カカオ率でありながら、クオリティ高い黒糖のまろやかな甘さがやわらかな味わいに仕上げてくれている濃厚テリーヌ。赤ワインとともに、長い余韻を楽しみたい品のある逸品です。
3位:鹿児島「ネサリチョコレート」の「Almond Chocolate Dark」

「Almond Chocolate Dark」¥648 / ネサリチョコレート
https://shop.nesarichocolate.jp/
奄美大島の「ネサリチョコレート」には、大人のおつまみにぴったりのアーモンドチョコレートがあります。奄美のさとうきびを使い、スペイン産のマルコナアーモンドを奄美大島産の黒糖でキャラメライズし、ハイチ産のカカオ分70%のダークチョコレートでコーティングしたもの。風味高いアーモンド+黒糖の香ばしいカリカリキャラメライズ+70%ダークチョコ=最高!に決まっています。苦い、甘い、香ばしい、カリカリ食感とアーモンドチョコに求める全ての要素が詰まった夢のような逸品。オンラインストアで完売していることもあるので、見つけたらチャンスですよ。
以上、チョコレート食べ比べ座談会 vol.6(最終回)では小泉のMY BEST3をお届けしました。30個を一気に食べ比べる、という贅沢な経験をした今回の企画。一気に食べることで個々の特徴をはっきりと感じ、自分の好みや理想と真正面から向き合ういい機会になりました。
編集部の総合ランキングと、ほかのおもたせ部員のランキングも参考に、チョコレートが最高に美味しい冬シーズンを楽しんでください。
PROFILE
小泉恵里
APeCAディレクターで、フリーランスのエディター・ライター。「流行通信」「WWD JAPAN」「GQ JAPAN」などでファッションエディターを勤めたのち、独立。ファッション、食、ライフスタイルの取材・執筆活動をしている。食べログマガジンでは食レポ系連載を2年半続け、リサーチしたレストランは約100店。生クリーム系スイーツは苦手だが、チョコレートは毎日食べるカカオ党。毎朝のグラノラ×カカオニブが習慣で、チョコはカカオ率高めのタイプが好み。
インスタグラム:@erikoizumileo
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