APeCAでは「大切なあの人と一緒に食べたい」という気持ちを込めて、手土産を“おもたせ”と表現し、厳選のチョコレート菓子を紹介しています。

 

今回は、甘いものが重いなと思う季節でも、そんなにスイーツ好きなわけではない人にでも美味しい、軽い食感のガトーショコラのご紹介。自然派ワインとのペアリングも楽しめるとは、お酒好きにも朗報です。

 

ノイエ “気まぐれでワインと共に友人宅に届けたい、気さくで軽やかなガトーショコラ”

ガトーショコラ ¥630 / 賞味期限:当日

 

スイーツ全般を積極的にアルコールと楽しみたいと願う私にとって、赤ワインやラム酒と相思相愛のガトーショコラはとても特別な存在。少量でも満足感が高いのも魅力で、食事の余韻に浸りながらちょっとスパイシーな赤ワインなどと合わせて〆る時間は、「Viva 大人!」と素直に思えてしまう至福のひと時です。

 

そんな愛するガトーショコラでも、ちょっと距離を置きたくなってしまうのが、暑い時期と湿気。クーラーを効かせれば解決することかもしれませんが、ガトーショコラの重さは、湿度が下がって空気に秋の含有量が高まったタイミングで楽しみたい思うのが正直なところ。そう、長年私の中では、ガトーショコラは秋を告げる季語でした。

 

そんな長年の先入観を、リボンを解くがごとくさらりと解決してくれたのが「Neue(ノイエ)」のガトーショコラです。今年7月に三軒茶屋(西太子堂寄り)に誕生した「Neue」は、渋谷のビストロ「リベルタン」出身の菅原尚也氏が、下北沢から移転オープンさせたテイクアウトメインのパティスリー。前身の“下北沢Neue”は、スイーツ(それもパフェがいろいろ!!)とナチュラルワインが夜まで楽しめるというパンク魂を甘いオブラートで巻いたような夢のようなお店だったのですが、惜しまれながらも人気絶頂のタイミングで閉店。当時子供がまだ小さく、知らない誰かのinstaにタグ付けさせられる魅力的な異空間を舐めるように眺めていた私は、告白しようと思っていた相手が知らぬ間に引っ越してしまったような、ほろ苦い喪失感を覚えたのでした。

 

ノイエ “気まぐれでワインと共に友人宅に届けたい、気さくで軽やかなガトーショコラ”

今年の夏も辛い暑さでしたが、長年恋い焦がれてきた相手が帰ってきたと知ったなら動けてしまうもの。販売前日にinstagramストーリーにアップされた画像の中に大好きなガトーショコラがあるのを確認して、東京は真夏の13時に買いに行ってきました。私がまず感じた「Neue(ノイエ)」のガトーショコラの特徴は、良い意味でガトーショコラ然としていないということ。重さやコクを打ち出すのではなく、カカオの苦味、甘さ、酸味がバランスよく感じられて後味は軽やか。その秘密は、存在感を感じさせない程度にさりげなく練りこまれた(と思われる)、さわやかで甘いバナナにあるようです。見た目も味わいも完璧に美しいのに、気さくで余韻は軽やか。

 

 

人間だったら文句なしにモテるタイプではないでしょうか。個人的には、気心の知れた親しい友人に当日気ままに「遊びに行っていい?」と連絡して、赤ワインとともにお土産にしたい。「Neue(ノイエ)」のガトーショコラの美味しさを一緒に称えつつ、テンションが上がった勢いで一緒に映画なんかも観られたら最高ではないかと思います。(文・本間裕子)

 

ノイエ “気まぐれでワインと共に友人宅に届けたい、気さくで軽やかなガトーショコラ”
ノイエ “気まぐれでワインと共に友人宅に届けたい、気さくで軽やかなガトーショコラ”
ノイエ “気まぐれでワインと共に友人宅に届けたい、気さくで軽やかなガトーショコラ”

カカオの苦味、甘さ、酸味がバランスよく感じられるガトーショコラ。味を感じさせないほどにさりげなく仕込まれたバナナが、味わいに軽やかさをもたらしている。

 

 

About BRAND

ノイエ “気まぐれでワインと共に友人宅に届けたい、気さくで軽やかなガトーショコラ”

Neue(ノイエ)

渋谷のビストロ「リベルタン」出身の菅原尚也氏が、2016年に自然派ワインとスイーツの店として「Neue」を下北沢にオープン。20217月に、テイクアウトメインのお店を三軒茶屋に移転オープンし、独創的でありながらも洗練されたスイーツで人気を集め、開店数時間で売り切れてしまうことも。店舗名の〈ノイエ〉は「~の家」を意味する。

Instagram:@sugawara__neue

 

 

〈ここで買えます〉

 

Neue(ノイエ)

住所:世田谷区三軒茶屋2-38-10

営業時間:13:00~19:00

不定期オープンのため、instagramで要確認。 売り切れ次第終了。