ダイレクトマーケティング事業を手掛けるフェリシモから、加賀市と東京大学 樹芸研究所、DK-Powerと「カカオ豆・南国樹木の栽培・産業育成」に関して共同研究契約を締結したとの発表がありました。

 

再生可能エネルギーによる国内でのカカオの森づくりと、そこから始まる新たな産業育成を行うことで循環型社会を目指す取り組み。さらに、このプロジェクトからゼロカーボン社会の育成と貢献、そしてSDGsの複数の取り組みへ活動を繋げながら、4者以外にも地域及び学術機関や国内外企業へ連携を広げていく。

 

各者の取り組みを知ると、それらがうまく組み合わさることで、この「循環型」実現に向け、仕組みを構築できたことが見えてきます。

 

 

東京大学 樹芸研究所

全国各地に演習林を保有し、それぞれの地域の森林の次世代の在り方を研究している。そのうちの研究のひとつとして、バイオマス発電の排熱を利用したカカオの森づくりと国産カカオの産業育成による森林破壊の解決を念頭に置いた社会実装を加賀市にて行う。

 

加賀市

2050年までに温室効果ガス(CO2)排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を表明し、2020年には国の「SDGs未来都市」に認定されるなど、環境問題の課題解決の取り組みを通して持続可能で強靭な地域づくりに力を入れている。

 

株式会社DK-Power

ダイキン工業株式会社の社内ベンチャーとして地域資源を活かした発電事業を全国41ヵ所の自治体と取り組んできた。バイオマス発電については、2021年3月に加賀市と協定締結時に新規参入し、全国各地で再生エネルギーを活用したスマート社会や地域産業の育成を手掛けている。

 

株式会社フェリシモ

1995年より「フェリシモの森基金」を創設。お客さまからの基金により、国内外42ヵ所の森づくりを行うとともに、環境に配慮した商品企画の取り組みを他の流通小売に先駆けて行うなど、早くから環境問題に取り組んできた。また、カカオに関しては、2021年10月に「フェリシモチョコレートミュージアム」をオープンし、時代のファッションやアート、カルチャーやサイエンスの側面からチョコレートやカカオの可能性を発信していく予定。

 

 

それでは、実際にどのようなモデルなのか見ていきましょう。

カカオの森づくりを通した循環型社会づくり

南国植物であるカカオの樹木は、温度環境を制御したハウスで栽培されます。温度環境の制御のために、バイオマス発電により生じる排熱を熱源として活用し、その際の余熱を地域の暖房や給湯などの熱源として活用するまでを研究し「カカオの森づくり」および「カカオの森づくりを通した地域のゼロカーボン化への推進」を目指した事業調査を行います。

フェリシモ×東京大学×加賀市×DK-Powerの強力タッグ!カカオの森づくりを通した循環型社会を目指し共同研究契約を締結
カカオの森づくりを通した循環型社会づくりのイメージ

また、栽培したカカオポッド(カカオの実)は、カカオニブ(カカオ豆の胚乳)を使用したチョコレートづくりへの活用(国内外のチョコレートブランドと共創)のみならず、カカオニブ以外の様々な部位についても、食品や化粧品原料、またファッションへの活用にいたる多様な調査研究を行うことで、「衣」「食」および地域の熱源利用の「住」にまで繋がる可能性のある技術および事業の調査を合同で執り進める予定とのこと。

フェリシモ×東京大学×加賀市×DK-Powerの強力タッグ!カカオの森づくりを通した循環型社会を目指し共同研究契約を締結
地域経済循環と共創ネットワークの拡大のイメージ

今回の研究では、発電技術・バイオマス原料(木材や地域廃棄物)・農業・環境・食品や化粧品まで多様な取り組みが存在していることから、研究・教材や実習対象として、地域の大学や各々に関連する産業に属する国内外の企業をはじめとする幅広いパートナーとの共創についても協議を開始しているそうです。

 

4者の強力なパートナーシップが輪となり広がっていく。文字どおり「循環型社会」の実現に向けて、注目していきたいプロジェクトです。

 

 

フェリシモについて

ファッションや雑貨など自社企画商品を中心に、カタログやウェブなどの独自メディアで生活者に販売するダイレクトマーケティングの会社です。ひとりひとりがしあわせ共創の担い手となること、人をしあわせにすること、自然・社会・人としあわせになること。それらの経験価値をコアバリューとした「ともにしあわせになるしあわせ」を具現化する“事業性”“独創性”“社会性”の3つが交わる領域での事業活動を行っています。

 

ウェブサイト https://feli.jp/s/pr210620/1/

フェリシモの社会活動 https://feli.jp/s/pr210620/3/

みなさまとともにしあわせ社会をめざす基金活動 https://feli.jp/s/pr210620/4/