「Why Juice?」×「APeCA」がコラボ。無農薬野菜×フルーツ×カカオニブが引き立て合う、新感覚のジュース3種が誕生

「Easy & Fast」なアプローチで楽しく、ヘルシーに。
オーガニックで安全な野菜やフルーツを手軽に摂り入れられるジュースブランド「Why Juice?(ホワイジュース)」が「APeCA」とコラボレーション!
8月14日より、期間限定でカカオニブを使った新感覚のドリンク3種類が登場します。

果実味を感じるカカオニブを使ったドリンクは、暑い夏にぴったり。
今回は「APeCA」とのコラボに至った理由や試作段階の苦労話とともに、新商品をくわしくご紹介します。
伺ったのは、2020年4月にオープンした「Why__?」下北沢。
季節ごとに楽しめるコールドプレスジュースやスムージーのほか、ジュースを搾った後の果皮や繊維を生地に使ったラップサンドなどを提供する「Why Juice?」の新業態です。


店内には新鮮野菜やフルーツがカゴにたっぷり。
どれも無農薬や有機栽培を行う日本各地の生産者から直接届いたもので、季節ごとに常時20種ほどがずらりと並びます。

5000年以上の歴史を持つカカオ。APeCAではチョコレートの原材料としてだけではないカカオの魅力や、新しい可能性を様々な角度から深堀りし、発信しています。
他ブランドとの商品コラボレーションもその一環です。
今回は、カカオニブを使ったジュースづくりの可能性を探る企画。
2014年創業の「Why Juice?」は、「おいしい」と「健康に良い」を両立させているだけでなく、手に取る人がワクワクするようなデザインの秀逸さも重視しています。
そんな「Why Juice?」が、素材としてのカカオを取り入れたらどうなるだろう――と、今回のコラボレーションがはじまりました。

カカオニブとは、焙煎したカカオ豆から皮を取り除き、フレーク状に砕いたもの。チョコレートの原材料であり、栄養価が高いことから、近年ではスーパーフードとしても注目を集めています。
今回は「Whosecacao(フーズカカオ)」にもご協力をいただき、同社が農園の開発も手掛けるインドネシア・エンレカン県産のカカオニブを使用しました。フルーティーさとまろやかさを兼ね備えた、香り高い商品です。

ここからは、Why_?下北沢 店長の藤田さんに開発の経緯をお聞きしながら、
3種類のコラボドリンクを詳しくご紹介します。

約5tもの圧力をゆっくりかけ圧搾したパイナップル果汁に、水出しのカカオニブを混ぜたジュース。
パイナップルの甘酸っぱさの後に、野性味のあるカカオの香りがふわりと鼻から抜けて、なんともトロピカルな味わいです。

今回のコラボでは、お店の代名詞であるコールドプレスジュースをラインアップに入れたかったという藤田さん。
「私たちにとっては未知の食材であるカカオニブ。水分がほとんどないカカオニブをどうドリンクにするかが大きな課題で、その抽出方法にとても苦労しました。苦味ではなく、カカオの果実味がでるようにと試行錯誤し、カカオニブの粒度や抽出方法のパターンを何通りも試作して今のドリンクができあがりました。ソムリエのような、コーヒー焙煎の職人のような気分でした。」と話します。


この水出しカカオニブと合わせたのがパイナップル果汁。じつは、お店にある野菜やフルーツとの相性はすべて試したそう。
「柑橘類やベリー系だとカカオの酸味ばかりが強く出てしまい、カカオの香りや風味が目立たなくなってしまいました。また、にんじんや葉物野菜、アーモンドミルクも試しましたが、甘さと酸味の両方を備えたパイナップルが一番しっくり来たんです。南国の果実同士、引き立て合う組み合わせになったと思います」。

鮮やかな緑が目を惹くグリーンカカオスムージー『Power Green』。
全ての材料を入れたら、時間をかけてミキシングします。こうすることで粉々になったカカオニブがちょうどいい食感のアクセントになり、ごまやチョコチップのような飲み口になるのだとか。

パイナップルの甘酸っぱさ、バナナや豆乳のこっくりとした甘さがトロリと喉を潤してくれます。
小松菜の効果か、後味はスッキリした飲み心地。甘味料などは一切使われていないので、自然のままのおいしさがギュッと詰まっています。
印象的なのはごぼうと、カカオニブの相性。
土っぽさのあるごぼうが、強さのあるカカオニブを上手に包み込んでいるように感じました。

「ごぼうを加えよう、と決めたのは最後なんです。野菜やフルーツだけだとあっさり甘すぎてしまうなって。ごぼうでしっかりと味の土台ができ、カカオの魅力をグッと引き出してくれたと思っています」。

すりおろししょうが、シナモンスティック、唐辛子、クローブの実、甜菜糖を水と一緒に煮詰め、細かく粉砕したカカオニブと合わせてつくられる、自家製ジンジャーカカオシロップ。
炭酸水と合わせ、仕上げにレモンやミントを加えたのが、ジンジャーカカオソーダ『Pure Energy』です。

「イメージはジンジャーエールのカカオバージョン。カカオの栄養効果を教えていただいた時から、ナチュラル素材のエナジードリンクが作れたらと考えていました」と言う藤田さん。

甘さ控えめ、シュワシュワと喉越しの良いソーダですが、しょうがやスパイスの風味がガツンと効いているのが特徴的。カカオの風味もアクセントになり、後から体がポカポカとしてきました。
カカオニブは喉にかからないよう細かく砕かれているので、ストローで気にせず飲めます。冷房で体が冷えてしまった時や、疲れがたまってきた時に飲みたくなるドリンクです。

カカオニブを使ったWhy juice?の新しいドリンク。
3種とも、今までに飲んだことがないような個性的な魅力があります。
藤田さんに、今回の試作の感想を改めてお聞きしました。
カカオはチョコレートの原材料としての印象しかなく、今までカカオニブを材料として使ったこともなかったので、果たして合うのだろうかと不安でした。
APeCAさんからも詳しくお話を聞き、届いたカカオニブを食べてみたら、チョコレートのイメージが変わったんです。果実味を強く感じ、カカオは南国のフルーツなんだと実感しました。
さらに、試作を重ねていくうちにどんどんカカオの魅力がわかってきました。甘味と相性がいいのはもちろんですが、土っぽい生姜やごぼうと相性がよく、カカオがもつ香りがスパイスと合うということ、チョコレートと合うものというところからミントも……。強いものに負けないパワーのあるカカオニブはさすがパワーフードだな、と思いました。
カカオを『砂糖と混ぜて作るチョコレートの原材料』ではなく、フルーツとして捉えるなら、私たちの得意分野かもしれない。今回のコラボもチャレンジできそうだと方向性が決まったんです。
コロナ渦での開発だったため、安心して栄養補給できる野菜や果物、カカオを使い、飲んだ方々が元気になるお手伝いができるようなパワードリンクを意識しています。
お店の代名詞であるコールドプレスジュース、素材の栄養を余すことなく味わえるスムージー。そして、夏にぴったりのエナジードリンク。
自信を持ってお出しできる商品が完成しました。ぜひたくさんの方に楽しんでいただきたいです。

スムージーは朝に、コールドプレスは癒しのひとときに、エナジードリンクはリフレッシュしたい時などにおすすめです。
お好みや気分で、色々試してみてはいかがでしょうか。
文 : 田窪綾 写真 : 深町レミ
【商品概要】
・フレッシュパインカカオ『One More Refresh』
Sサイズ1050円、Mサイズ1300円
・グリーンカカオスムージー『Power Green』
Mサイズ800円
・ジンジャーカカオソーダ『Pure Energy』
Mサイズ600円
(※すべて税抜き)
販売期間:8月14日(金)~9月30日(水)
販売店舗:Whyjuice?代官山、Why_? 下北沢