FEATURE
FEATURE

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

去る2月末、東京都港区の高輪区民センター2階 展示ギャラリーにて、駐日エクアドル共和国大使館とママノチョコレートの共催展示「ファインアロマカカオ展」が開催されました。

 

会場となった区民センターは駐日大使館に展示会場を積極的に貸し出しています。

今回テーマが「カカオ」にフォーカスされた理由は、第一にエクアドルがカカオの生産国であることに加え、最近の研究で「およそ5300年前に人類がカカオを食べていた最古の痕跡が南米エクアドルのサンアナフロリダ遺跡で発見」されたことが判明したためです。

 

現在、カカオ発祥の地はアマゾン川の上流であるとされており、太古から引き継がれる良質な「ファイン・アロマ・カカオ」の原産国としてのエクアドルをより知ってもらうために展示が開催されました。

 

共催のママノチョコレートは、港区・赤坂見附で2013年に創業してから現在までの7年間、エクアドル原産のアリバカカオと呼ばれる品種からできたチョコレートのみを扱っているチョコレート専門店です。

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

会場内には合計45枚のパネルが展示されており、エクアドル共和国大使館側の資料展示と、ママノチョコレートのチョコレート製造工程・商品写真のブースに別れていました。

 

大使館の展示パネルでは、エクアドルにおける「第一次カカオブーム」「第二次カカオブーム」といったカカオ栽培の歴史を辿りながら、実際に生きた人々の生活を垣間見ることができます。

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

大使館側の展示内容が歴史的な資料を元にした内容だった一方、ママノチョコレートの展示では、おいしそうなチョコレートの写真や、ボンボンショコラやパレットショコラと呼ばれる自社製品の製造工程が展示されていました。

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート
ママノチョコレートの展示。右は代表による挨拶文。
エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

華やかで可愛らしいチョコレートのイメージ写真のほか、なかなか見られない工房内の作業風景が展示されていました。

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

こちらのパネルの左側はチョコレートがテンパリングマシンと呼ばれる機械からチョコレートが流れ出ている様子。中央はボンボンショコラのモールド(型)に色付けがされた状態、右はボンボンショコラの外側のコーティングになるチョコレートを、テンパリングマシンから注いだ後の写真です。

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

会場の入り口には「エクアドル原産のファインアロマカカオ」と題されたパンフレットが置かれていました。こちらは持ち帰り可能で、エクアドルのカカオの現状や、展示パネルで説明されていたカカオの歴史についても一部記載されています。

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

パンフレットはデジタル版があり、ママノチョコレートの公式サイトから閲覧できます。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0015/3373/9043/files/cacaobooklet.pdf?v=1584245548

 

エクアドル大使館主催「ファインアロマカカオ展」レポート

カカオ・チョコレートにまつわる展示のほか、大使館からはエクアドルに関する資料が提供され、自由に持ち帰れるようになっていました。

 

エクアドルのファインアロマカカオ(文字通り、香りの良いカカオ、品質の良いカカオの意味)、とくにママノチョコレートが扱っているアリバ種と呼ばれる品種のカカオは、華やかな香りとフルーティな風味が特徴的なチョコレートになると一般的にいわれています。アリバ種に限らずとも、良質なエクアドル産のカカオ豆は大手の製菓用チョコレート製造会社から、ビーントゥバーにまで幅広く使用されいます。エクアドルはこれからも重要なカカオ産地として発展していくでしょう。

 

エクアドルのカカオの歴史、経済や文化、チョコレートの製造工程などを一度に拝見できた展示でした。今後もカカオにまつわる展示があれば、積極的に足を運びたいと思います。

 

 

 

 

 

 

文・写真:嘉手川瑞姫