COLUMN
22
Sep, 2020
「農園では農園らしい暮らしを」を打ち破る
エンレカンの夜は寒い。エンレカンの朝も寒い。
だけどお湯はない。ヤカンでお湯を沸かせばいいけど、頭を洗って、またヤカンをお湯を沸かして、身体を洗う。そんなことを農園で繰り返してて、お湯のありがたみを実感してました。
でも、もうそんな面倒はいらなくなった。

ガス給湯器の導入。

水を通して、ガスのタンクを買ってきてお湯が使えるようになった
朝にあたたかいエスプレッソやカフェラテを飲みたいな。でも、マシンなんてないから諦める。普通ならそうする。でも僕はあきらめなかった。

日本からエスプレッソマシンを持ち込んだ。エンレカンにはコーヒー農園があるんだから、これでいつでも農園で美味しいコーヒーが飲める。
カカオ農園にはwifiもないしオフィスもない、住居も農家さんの家。これじゃ仕事が捗らない。都会にオフィスを構えると農園との距離が遠くなる。それならばと、農園にあった廃墟を壊して、オフィスをつくりwifiを通して寝床をつくった。





日本人のお客さんやこのプロジェクトに関わるメンバーがここに来ても大丈夫なようにする。そうするとお客さんが来る場所ということでエンレカンのみんなは街にゴミを捨てたりせず観光にもふさわしい商品をつくったり、カフェをつくったりするかもしれない。
農園を原始的な世界のままにしておくのもいいけど、フーズカカオの裏ミッションは農園を(ぼくにとっても)快適な場所にすることである。