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熱帯の産物、カカオバター

チョコレートのくちどけや、割った時の気持ちのいい感覚。

カカオの風味を包み込み、砂糖やミルクなど他の素材と共にまとめあげるのはカカオ豆特有の油、カカオバターです。

 

溶け方や割れ方などではカカオバターの性質がチョコレートの性質になります。

そんなカカオバターは、独特でとっても魅力的!

 

熱帯の産物、カカオバター

カカオバターの溶ける温度「融点」はその魅力の一つです。

 

以前、カカオバターの口に入れるとスッと溶ける性質が愛おしいと語ったことがありますが、それだけではありません。

 

まず植物の油は大抵融点が低いのです。

菜種油も、ごま油も、オリーブオイルも、融点が低いので常温では液体です。

逆に動物の油は融点が高くて、バターやラードは固体で売っているのを見るのではないでしょうか。

 

植物は体内で油が固まると使えなくなってしまうため油の融点が低くなっていると聞いたことがあります。

しかしチョコレートが固体で売っているのを見るとわかるように、カカオバターは常温で固体!!融点が高い!

なんと動物の油の方がカカオに近いかもしれないのです。

 

この理由の一つにカカオが育つ熱帯の気候があります。

熱帯では年中暑く、カカオバターを冷え固まりにくくします。そのため油の融点が高くてもカカオが成長できるらしいのです!

 

人にプラスな効果も期待されるカカオバターですが、植物油脂でありながらチョコレートを固めて持ち運べるのは、熱帯の激しい暑さのおかげでもありそうですね。

ああ、暑さにも感謝したくなってきた…!