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液体のカカオ、二周目の旅

カカオの「液体」としての可能性を広げるべく始まった「beyond cacao」。

 

今の日本でカカオと言ったら固体のチョコレート、そんなイメージがあります。

タブレット、ボンボンショコラ、コーティング、生菓子、焼き菓子、パンにまで、身近な固体のカカオ加工品は様々ですよね。19世紀に「食べる」チョコレートが発明されてから今まで、目まぐるしい速さで進化を遂げてきました。

 

そんなカカオですが、それ以前は液体として愛されていました。

中央アメリカからスペインに渡った後に滋養に良いとされヨーロッパ中に広まって、より美味しく、より手軽に飲めるように手を加えられていった結果、「食べる」チョコレートになった歴史があります。

 

液体のカカオ、二周目の旅

飲むチョコレートもその美味しさや健康効果から流行していました。

しかし、当時飲まれていたスパイス入りのホットチョコレートやココアは飲むために手間と時間がかかり、コーヒーや紅茶に比べて手軽さが劣るために日常の嗜好品としては伸び悩んでしまいました。

 

「食べる」チョコレートが発明される少し前に、バンホーテンさんが飲みやすいココアを発明しましたが、固体のチョコの手軽さとアレンジのしやすさに敵わず、「食べる」チョコレートほど変化しないまま現代に至ります。

 

液体のカカオ、二周目の旅

「beyond cacao」の記事内で「ココアは脂分が多いからあまり飲まれないのでは?」とありました。

確かにココアはカロリーも高く、当時は「液体ココアは食べ物か飲み物か」なんて議論もあったようです。

今でも、コーヒーやお茶と並べるよりは、デザートと並べた方がしっくりくる気もします。

 

液体のカカオ、二周目の旅

さて、「beyond cacao」は日常に溶け込む新しい液体のカカオを創ろうとしています。

液体から固体へ変化して固体が充実した今、新たな創造力をもってもう一度あのときに戻るかのようなロマンを感じました。

 

あのとき出来なかった液体のワクワクするような進化が、すぐそこで始まるかもしれません。

 

早足で通り抜けてきた道をまたじっくり歩きなおすことが、眠った可能性を更に広げていくのを楽しみにしたいですね。

 

⇩ FEATURE:【beyond cacao】Introduction カカオの新しい地平線

https://www.apeca.co.jp/feature/584/