クラフトチョコレートで起業する!神戸大学大学院博士後期課程の学生が挑戦する奮闘記②

前回のコラム(クラフトチョコレートで起業する!神戸大学大学院博士後期課程の学生が挑戦する奮闘記①)で、事業のきっかけと想いについて書かせて頂きました。次は、どんなチョコレートを作っていきたいのか?というチョコレートへの想いをご説明させて頂きます。

 

「Unique」―個性を引き出すチョコレート―カカオ豆の個性を活かすため、焙煎、コンチング、テンパリングにこだわりのレシピ開発をしながら、日々刷新していくクラフトチョコレート。私が、「Unique」というブランド名に込めた想いは、「個性をもっと出していいんだと思えるような人の成長に寄り添えるブランド」を作りたいに由来しています。個性とは「自分らしさ」です。自分に特有の性質であり、性格です。ありのまま自然と表現されることです。

 

石塚(2015, pp. 87-88)によれば、個性とは能力や特徴等ではなく、人間に備わっている「働き」や「機能」のことを指すと定義し、個性は独自のかかわり方に着目し、他者や社会との相互作用を前提したとしたものであると説明します。皆様の個性は十分に素敵で、それを活かすことができれば日本社会はもっともっと発展していくと思います。少子高齢化、日本社会の持続可能性・・・様々な問題があるといわれています。しかし、皆様が、個性をもっと表現していける社会であれば、それらの問題に何らかの解決策が小さくいくつも生まれ、今捉えられている課題の大きさよりも縮小させられるかもしれません。さらに、皆様自身が、個性を生かして生きることでもっと楽しく生きられるのではないかと思います。

 

また、組織ロジックに合わせた自分からはみ出ることで、新たなアイディアや提案が生まれ、会社のために、社会のためになるかもしれません。色々書いていますが、カカオ豆の個性を最大限に生かしたチョコレートを製造販売することで、食べて頂いた方にも「もっと自分の個性を出していいんだ」、「そんな個性があったんだ、それもいいね」と承認が生まれ、皆様が変わっていくきっかけになって欲しいと願いを込めています。さらに、新しい自分の承認を得る場として、チョコレートファンコミュニティのチョコ友の会が機能していけば素晴らしいなと思います。確かに、大手のチョコレート企業は、おいしいチョコレートを安価で提供し、すばらしい経営努力をされていると思います。しかし、そういった企業は、チョコレートを作ることが目的であり、カカオ豆は手段として捉えられているから、均一的な味になっています。均一的な味だと本来のカカオ豆の風味を引き出せません。むしろカカオ豆が持つ特有のフレーバーが、均一的な味を作るときに邪魔になってしまうので、フレーバービーンズを使わずに添加物を加えていきます。そうではなくて、カカオ豆の個性を活かすことを目的としたときに、チョコレートは1つの手段でしかありません。そして、そのようなチョコレートは、シングルオリジンで作るので、フルーティーであったり、ローストナッツであったり様々なカカオ豆特有の個性を表現できます。そのカカオ豆の個性が、おいしくて、自分ももっと個性を出していいんだと勇気をくれるような気がしています。私は、皆様にチョコレートを届ける勇気を、カカオ豆からもらいました。カカオ豆の効能が高いことは周知の通りですが、カカオ豆の個性の発揮というメタファーを通じて、私たちもそのように生きていけると励ましてくれる点で効能があると考えます。新しいことを始めるきっかけ、変わりたいと思うとき、就職や結婚などの転機、自分を励ます、そんな時に食するチョコレートを作りたい。

 

世界のチョコレートを仕事柄食べ歩く5人とも「おいしい」という評価をしたチョコレートは、自分や友人へのプレゼントにも最適です。

 

そんなクラフトチョコレートを作っていくことを、ぜひ一緒に応援してください!

 

以下、2020年12月21日にチョコレートのプロフェッショナルであるT様から頂戴したコメントです。

 

「ミルクとダークの2種類(を食べたの)ですが、いずれも純粋なカカオの味わいが感じられ美味しかったです。食べた感じ、ザクザクした食感があったので、イタリアのチョコレートに似たものを感じました。あと、市販のもの(チョコレート)と比べて、添加物が入っていないため、肌荒れとか気にせずに食べられ、健康にも良い印象を受けました!」

 

15年以上にも渡って、世界のチョコレートを食べ続けているO様から頂戴したコメントです。

 

「ガーナ70%は、程よい酸味で食べやすかったです。市販のカカオ70%でも甘いと感じる方にお勧めしたいチョコレートです。かといって強い苦みがあるわけでもなく、甘いものが苦手、でもカカオを楽しみたいという方に好まれると思います。食感が、ザクザクしていて、いいアクセントになっています。

 

私は、均一的でないけれども、カカオ豆の個性を最大限引き出したチョコレートを製造し、食べてもらう方に「こんな個性もいいね」とカカオの個性を承認してもらうことで、自分自身もメタファーとして個性を認めるきっかけになって欲しいと想いを込めて今日もカカオ豆に向き合っています。次回から起業の具体的な活動に関してコラムにしていきます。応援よろしくお願いいたします!

 

クラフトチョコレートで起業する!神戸大学大学院博士後期課程の学生が挑戦する奮闘記②