COLUMN

お茶屋さんからカカオを考えるおはなしの第二弾です。

常時100種以上のお茶を楽しめるchagamaというお店。マルモ森商店という製茶問屋が作る空間です。

 

オリジナルのブレンド茶のほか、珍しいフレーバーティーや、品種別、加工法別、さらに地域別の煎茶は種類が豊富でワクワクします。なんと気になるお茶はどれでも試せちゃう。地域別といっても、近いエリアから何種類も出ているのが魅力です。

 

地域が見えるお茶とカカオの作り方
地域が見えるお茶とカカオの作り方

お茶の木は質を安定させるために挿し木で増やします。同じ品種のお茶は畑が違っても同じ遺伝子を持つクローンなのです。では同じ品種からは同じ茶葉ができるのでは?と思うかもしれません。ところが一卵性の双子も違った性格に育つように、お茶も環境ごとに少しずつ違った性格を持つようです。

 

環境とは栽培環境だけではありません。例えば生の茶葉は収穫後にいくつかの茶畑から共同茶工場に集めたら、蒸して揉捻して荒茶にします。地域と人の数だけ表現したい茶の姿があるわけで、それは加工の違いへ、味の違いへと表れます。

荒茶はブレンドされ、製茶屋ごとの美味しさに再構成されます。しかし荒茶からそのまま仕上げたお茶には生産地の風土やこだわりに触れられる楽しさがありました。

 

カカオでも小規模農家の豆は移動と共にごちゃまぜになる、というのはよく聞く話。単一産地のチョコレートも風味の強いカカオがなければ国ごとではないでしょうか。共同茶工場を地域の発酵所や加工所、茶の仕上げはカカオの加工、chagamaという出会いの場は地域づくり、のように照らし合わせてデザインしていくのも、カカオを通じて地域や人との触れ合いをもっと楽しむ手としてアリかもしれません。

 

おしゃれな店内で楽しげなお茶に囲まれながら、ふわふわと考えが巡っていく体験でした。

 

chagama

株式会社マルモ森商店 — chagama (ochanet.com)